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看護師が円満退職するための伝え方は?看護師長に伝えるときの注意点も紹介

看護師が円満退職するための伝え方は?看護師長に伝えるときの注意点も紹介
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なるべく周りの同僚や先輩から祝われる退職にして、 気まずい雰囲気になったり引き止められたりせずに穏便に退職したいと、看護師なら誰しも考えますよね?

けど円満退職したいのに、 看護師長への伝え方を間違えたり、 周りの先輩やお局への扱いを間違えたりすると途端に「不満退職」 になるリスクがあります!!

そこで今回は看護師が円満退職する伝え方や注意点を看護師7年目の私が徹底解説します。

看護師が円満退職する伝え方は次のとおり。

看護師が円満退職するための5つの伝え方
  1. 退職希望日の2~3ヶ月前には退職意思を伝える
  2. 繁忙期や人事異動前後は避ける
  3. 看護師長(直属の上司)に事前にアポイントをとる
  4. 看護師長に口頭で伝える
  5. 2人きりの静かな場所で退職意思を伝える

この記事を読めば、円満退職に一歩近づくこと間違いなし!!必見の内容です。

もし円満退職をして次の職場でも条件よく今よりも給料が高いところへ就職したいなら看護師転職サイトへの無料登録は必須です。

なぜなら看護師転職サイトには豊富な求人数、 高給料で好条件の求人がたくさん登録されているから。

自力で給料が高い求人や自分の希望にばっちりあった求人を見つけるのは難しいので必ず活用しましょう。おすすめの看護師転職サイトは次のとおり。

それでは円満退職をするための看護師長への退職意思の伝え方から順番に解説していきます。

目次

看護師が円満退職するための5つの伝え方

看護師が円満退職するための5つの伝え方

看護師が円満退職するための伝え方のポイント5つは次のとおりです。

  1. 退職希望日の2~3ヶ月前には退職意思を伝える
  2. 繁忙期や人事異動前後は避ける
  3. 看護師長(直属の上司)に事前にアポイントをとる
  4. 看護師長に口頭で伝える
  5. 2人きりの静かな場所で退職意思を伝える

自分でコントロールできるところは全力を、逆に看護師長の機嫌をどうこうするのは難しいから気にしないのが一番いいかも。

1.退職希望日の2~3ヶ月前には退職意思を伝える

看護師が円満退職するための5つの伝え方 退職希望日の2~3ヶ月前には退職意思を伝える

退職を決意したら、できるだけ早く上司に退職の意思を伝えることが大切です。

退職希望日の2~3ヶ月前に伝えるのがベストです。

これは、職場のスタッフがスムーズに引き継ぎや採用の手続きを行うために必要な時間枠です。また、突然の退職は職場の負担になるため、余裕を持って伝えることで円満に退職することができます。

例えば、6月末にボーナスをもらってから退職したいのなら4月中かおそくとも5月上旬には伝えなくてはいけません。
なぜなら、4月末または5月頭にはシフトの締め切りがあり、看護師長も7月のシフトを作るために準備をしているから。1ヶ月前に言うとすでに作られた7月のシフトを修正が必要になり、同僚や先輩、後輩ナースに迷惑がかかります。

退職意思が固まり次第、早めに伝えるのがベストです。ちなみに何ヶ月前から看護師は退職に向けて動き出せば良いのか、何をしないといけないのかなどは『【必見】看護師の退職意思は何ヶ月前に伝えるべき?法律&成功の秘訣を解説』で解説しています。

2.繁忙期や人事異動前後は避ける

看護師が円満退職するための5つの伝え方 繁忙期や人事異動前後は避ける

退職意思を伝えるタイミングは、繁忙期や人事異動前後など、職場が混乱する時期は避けるようにしましょう

これは、同僚や先輩、後輩、看護師長などの病棟スタッフの負担を減らすためです。また、忙しい時期に退職することで、引き継ぎがうまくいかなかったり、職場に迷惑をかけることになります。そのため、職場の状況をよく考慮して、適切なタイミングを選びましょう。

具体的には病院や病棟ごとで異なりますがざっくりと次のような時期は避けるのがおすすめ。

  • 4月、5月などの新人看護師が入社してくる時期
  • 12月や1月などの年末年始
  • 11月や2月など病院内の研究発表で忙しい時期

これらの時期は避けたほうがいい時期になります。ただ病院によっては時期が異なるのであなたの病院に合わせた時期を考えてください。

3.看護師長(直属の上司)に事前にアポイントをとる

看護師が円満退職するための5つの伝え方 看護師長(直属の上司)に事前にアポイントをとる

退職の意思を伝える前に、看護師長に事前にアポイントをとることが重要です。

これは、看護師長が忙しいときに話しかけると、上手く伝えられなかったり、思いが伝わらなかったりすることがあるためです。また、看護師長と2人きりの時間を作ることで、話しやすく、円満な退職につながります。

あなたが看護師長への切り出し方や言いにくいときの対処方法は『サクッと辞める看護師退職の切り出し方5つのポイント&円満退社するコツ』『看護師が退職を言いにくいをカンタン解決の10つの対処法と理由10選』の記事で解説しているので是非参考にしてください。

4.看護師長に口頭で伝える

看護師が円満退職するための5つの伝え方 看護師長に口頭で伝える

退職の意思を伝える方法として、看護師長に口頭で伝えることが大切です。

電話やメールで退職の意思を伝えるのは非常識です。100歩譲ってもアポイントを取るために病院内カルテの連絡システムを使うのはいいかもしれませんが、基本的には退職の意思は口頭で看護師長の顔を見ながら伝えるのが大切。

電話やメールだと伝えたいことがうまく伝わらなかったり、不必要な誤解を生んだりする可能性も高いですからね。

もし看護師長に口頭で伝えるのは無理!!頭痛や胃痛で無理!!というあなたは退職代行サービスを使うのも一つの手かもしれません。『看護師のための退職代行ランキング5!選び方と利用ポイントを徹底解説!』で解説しているので是非参考にしてください。

5.2人きりの静かな場所で退職意思を伝える

看護師が円満退職するための5つの伝え方 2人きりの静かな場所で退職意思を伝える

退職の意思を伝える場所として、2人きりの静かな場所を選ぶことが重要です。

これは、『サクッと辞める看護師退職の切り出し方5つのポイント&円満退社するコツ』でも解説しているとおり、周りに人がいると話しにくかったり、聞こえてしまったりするからです。

また、静かな場所で話すことで、気持ちを落ち着かせ、話しやすい環境を作れますし、場所の選び方によっては、相手に誤解を与えたり、感情的なトラブルを引き起こすこともあるため、十分に注意しましょう。

以上のように、退職を円満に行うためには、退職意思を早めに伝え、適切なタイミングや場所を選び、上司と直接話し合うことが大切です。

また、退職理由や今後の進路など、細かい部分も話し合い、相手に誤解を与えないように注意することも重要です。最後に、退職は決して簡単なことではありませんが、円満に退職することで、今後の人間関係やキャリア形成にも大きく影響します。

看護師が円満退職するための伝え方のコツ8選

看護師が円満退職するための伝え方のコツ7選

看護師が円満退職するための伝え方のコツは次のとおり。

  1. 最初に感謝の気持ちを伝える
  2. はっきり退職の意思表示をする
  3. 看護師長が納得する、引き止めにくい理由を伝える
  4. 退職希望日を相談する
  5. ネガティブな退職理由は避ける【ネガティブな理由はポジティブに変換】
  6. メールや電話で伝えない
  7. 転職先は言わない
  8. 嘘の退職理由はなるべく避ける

伝え方一つで良くも悪くも印象が大きく変わります。基本的なことしか書いていないですが逆に基本ができていないかもと心配なら要チェックです!!

1.最初に感謝の気持ちを伝える

看護師が円満退職するための伝え方のコツ 最初に感謝の気持ちを伝える

退職の意思を伝える際は、まずは今までの職場での経験や人間関係に感謝の気持ちを伝えることが重要です。

これは、職場を円満に退職するために必要な礼儀作法であり、相手に好印象を与えることができます。

具体例としては、今までの指導や経験を通して成長できたこと、職場のスタッフとの人間関係が良かったことなどを挙げることができます。また看護技術やケア、処置などが上手くできるようになったのならそれも合わせて伝えると印象がよくなります。

2.はっきり退職の意思表示をする

看護師が円満退職するための伝え方のコツ はっきり退職の意思表示をする

退職の意思を伝える際は、はっきりと伝えることが大切です。

これは、相手に誤解を与えたり、引き止められたりすることを避けるためです。

特に看護師長は看護師不足で、新しい看護師さんを採用するまでの間を引き伸ばそうとして引き止め来るプロフェッショナル!!

誤解云々ではなく、はっきりと『退職意思がかたくて引き止めようがない』と思わせるのが大切です!!

伝え方によっては、相手に不快な思いをさせてしまうこともあるため、適切な言葉遣いやトーンを心がけることが重要です。

3.看護師長が納得する、引き止めにくい理由を伝える

看護師が円満退職するための伝え方のコツ 看護師長が納得する、引き止めにくい理由を伝える

退職の意思を伝える際は、看護師長が納得する、引き止めにくい理由を伝えることが望ましいです。

職場の不満、先輩やプリセプターとの人間関係の問題などなどのネガティブ理由や、給料が低いや残業が多いなどの職場の不満の理由を伝えると、引き止めやトラブルになるケースが多いです。

引き止められにくい退職理由はポジティブな理由か、やむを得ない理由で次のようなもの。

看護師長や職場へ伝えてもいい・使える看護師の退職理由は次のとおりです。

  • 結婚・寿退社のため
  • 地元に帰るため
  • 進学や留学のため
  • 妊娠・出産・育児のため
  • 体調不良・病気のため
  • 他職種への興味のため
  • パートナー(夫)の転勤のため
  • 海外ボランティアへ参加のため
  • 親の介護・家族の看護のため
  • スキルアップ・キャリアアップのため
  • 他分野・他施設への興味のため

これらの理由に共通しているのは、「やむを得ない理由」か「ポジティブな理由」です。

実際にどのように伝えるのか、看護師長へ伝える例文を見たい方は『限界…看護師の本音と建前の退職理由ランキング21&ハッ!!と驚く伝え方』で解説しているので是非参考にしてください。

4.退職希望日を相談する

看護師が円満退職するための伝え方のコツ 退職希望日を相談する

退職の意思を伝えたら、退職希望日を相談することが重要です。これは、職場のスタッフの都合や、引き継ぎ作業のために必要な期間を考慮するためです。具体的には、2~3ヶ月後など、十分な期間をもって相談するようにしましょう。

5.ネガティブな退職理由は避ける【ネガティブな理由はポジティブに変換】

看護師が円満退職するための伝え方のコツ ネガティブな退職理由は避ける【ネガティブな理由はポジティブに変換】

退職の理由は、ネガティブなものや不満な点を伝えるのではなく、ポジティブに変換して伝えましょう。
なぜなら、ネガティブな理由を伝えると引き止めやトラブルのもとになるからです。

例えば、給料が低いや人間関係が悪いなの理由で辞めるにしてもネガティブな理由をそのまま伝えるのは避けましょう。できれば後述するネガティブ退職理由をポジティブな退職理由に変換する方法を見ながら、前向きな理由を伝える努力をしましょう。

6.メールや電話で伝えない

看護師が円満退職するための伝え方のコツ メールや電話で伝えない

退職の意思を伝える際には、メールや電話ではなく、直接会って伝えることが望ましいです。これは先程と重複しますが、メールやLINE、電話番号を知っていたとしても退職という重要な内容のことは顔を突き合わせて伝えるのが礼儀です。

看護師長に伝える勇気がないから先輩や主任経由で伝えるのもNGです!!

7.転職先は言わない

看護師が円満退職するための伝え方のコツ 転職先は言わない

退職の際には、転職先は言わないようにしましょう。

なぜなら転職先に看護師長や同僚、先輩の看護学校時代の同級生や元同僚がいて、あなたが今の職場でどんな看護師だったか、どんな理由で退職していったかなどを共有されてしまうリスクがあるから。

転職先では心機一転、新しい気持ちで患者さんや家族と向き合いたいと思うもの。下手に伝える必要もありません。

もし転職活動中で求人を比較しているところでも言う必要はありません。どこにいこうが看護師長には関係のない話です。

8.嘘の退職理由はなるべく避ける

看護師が円満退職するための伝え方のコツ 嘘の退職理由はなるべく避ける

退職理由については、嘘をつかずに誠実に伝えることが大切です。

これは、嘘がばれた場合に信用を失い、人間関係が悪化することを避けるためです。もし、本当の理由が言えない場合には、自分の都合に合わせたポジティブな理由に変換することが重要です。

どうしても看護師長に引き止められそうな退職理由しか思いつかないから嘘(ウソ)でもいいから引き止められずにサクッと退職したいあなたは『【衝撃】看護師が使う究極の嘘の退職理由ランキングベスト10【例文解説】』を参考に退職理由を考えてみてください。

看護師が円満退職する伝え方の例文9選

看護師が円満退職する伝え方の例文9選

看護師が円満退職するための退職理由の伝え方は次のとおりです。

  1. ①結婚の場合
  2. ②通勤困難な場合
  3. ③親の介護の場合
  4. ④体調不良の場合
  5. ⑤出産・育児の場合
  6. ⑥進学・留学の場合
  7. ⑦家庭の事情の場合
  8. ⑧他分野・他施設への転職の場合
  9. ⑨将来を見据えた前向きな退職の場合

これらについてもっと詳しく解説しているのは『限界…看護師の本音と建前の退職理由ランキング21&ハッ!!と驚く伝え方』です。看護師が使うべき退職理由やランキング一覧、伝え方から例文、ネガティブ理由からポジティブ理由への言い換え方法をまとめて解説しているので是非チェックしてください。

①結婚の場合

看護師が結婚を機にして退職するのはおすすめ退職理由。

めでたくてポジティブな退職理由なので、お祝いされながら退職できるケースが多い印象です。例文は次のとおり。

「看護師長さん、お話があるのですが、今回は結婚が決まったことを伝えたく思います。
家庭と仕事のバランスを取るため、退職することにしました。
今までの経験を生かして、今後も看護師は続けたいと思いますがまずは一度退職して新生活に慣れようと思います。今までお世話になりました!」

②通勤困難な場合

引っ越しや夫の転勤、幼稚園や保育園から小学校への進学などで通勤が困難になるケースもあります。

そのような場合の退職理由の例文は次のとおり。

「看護師長さん、お話があるのですが。
現在プライベートな理由なのですが、自宅から通勤が難しい状況になってしまいました。夫や家族の生活環境の変化がありまして、転居することになりました。今後は転居先の●●県で新しい病院にてここでの経験を活かして仕事をしていきたいと考えています。退職の手続きを進めていただいてもよろしいでしょうか。」

③親の介護の場合

親の介護や家族の看護のために退職せざるを得ないときもありますよね。

そのような場合の退職理由の例文は次のとおり。円満退職しやすい退職理由ではありますが、看護師長に言うのはしんどいですよね。

「看護師長さん、お話があるのですが、今回は親の介護が必要になってしまったことを伝えたく思います。家族と話し合った結果、母親の介護に専念するため退職することに決めました。
今後の予定は未定ですが、母親の体調を見ながらパートやバイトなどをしながら考えていきたいと考えています。突然の退職となり申し訳ないのですよがよろしくお願いいたします。また退職に当たっては母親の調子を見ながらになるので●月までには退職ができればと考えています。」

④体調不良の場合

体調不良の場合の退職は比較的引き止められにくい退職理由です。

ただ、看護師長や先輩看護師、お局看護師が体調不良の原因になっているときには伝えるのがかなりしんどいですよね。

カンタンにサクッと伝えるのがおすすめです。

「看護師長さん、お話があるのですが、今回は体調が優れないため、退職することにしました。病院で働く看護師としての責任を果たすためにも、自分の健康状態を最優先することにしました。今後も看護師としての勉強を続けていきたいと思っています。引き継ぎ等については、協力していただけますでしょうか?」

⑤出産・育児の場合

妊娠や出産、育児を契機にして退職を考える看護師も少なくありません。

正直、育児休暇を取得してから考えてもいいかなぁとは思いますが、看護師長に伝えるのなら次のような例文がおすすめです。

「看護師長さん、お話があるのですが、今回は出産・育児のため、退職することに決めました。
この病院では育児休暇を取得できるとは伺っているものの、出産から育児に一度集中したいと家族と相談したため、退職を決意しました。子どもが少し大きくなった時にはまた看護師として働きたいと思っています。」

⑥進学・留学の場合

看護師としてのスキルアップやキャリアアップのために資格を取得する進学や留学をするのはおすすめです。

看護師をしながら傍らで専門看護師の勉強をしに大学へスクーリングしている同僚を見ましたが地獄絵図でしたね・・・。強靭なメンタルがないと厳しい。

「看護師長さん、お話があるのですが、今回は進学・留学のため、退職することになりました。自分のスキルアップのためにも、さらなる勉強を続けることが必要だと考えたためです。今までの病院での経験を生かし、新たなフィールドで頑張っていきたいと思っています。」

⑦家庭の事情の場合

あまりのプライベートな話をしたくない人におすすめなのが、家庭の事情で退職をするというもの。

参考看護師が退職理由に家庭の事情を使っても良い?事情別の伝え方と例文7選

家庭の事情はさまざまですが、夫の転勤や転職、子どもの環境変化、あなたの環境や生活の変化などなど何かしらの家庭の事情があるのなら退職理由として使うのはありでしょう。

そもそも退職理由がなくて、家庭の事情を添える程度に伝える看護師もいるので深い理由がないのなら家庭の事情と伝えてもいいでしょう。ただ家庭の事情って何?と思う看護師長や先輩もいるので使えるかはその人それぞれで違うかも。

「看護師長さん、お話があるのですが、今回は家庭の事情により、退職することになりました。家族と話し合い、今後の生活を見据えた結果です。プライベートな内容のためお伝えはできませんが、●月ごろを目処に考えていますので退職の調整をお願いいたします。」

ちなみにこのサイトでは看護師が家庭の事情で退職するときの伝え方や注意点を『看護師が退職理由に家庭の事情を使っても良い?事情別の伝え方と例文7選』で解説しています。

⑧他分野・他施設への転職の場合

看護師以外の仕事、他分野、他施設への興味をもって転職や退職を決意する人も少なくありません。

もし、違う分野で自分の経験や看護師資格を活かして行きたいのなら次のような伝え方がおすすめです。

「看護師長さん、お話があるのですが、今回は他の分野や他の施設で働くため、退職することになりました。
今後のキャリアアップのためにも、新しい環境でのチャレンジが必要だと考えたためです。今までの病院での経験を生かし、新たなフィールドで頑張っていきたいと思っています。」

なんの分野にいくか聞かれて答えられるなら答えるのがおすすめ。看護師の人脈があると何かと役立つことが多いですよ。

⑨将来を見据えた前向きな退職の場合

もし、看護師を辞めてIT系やフリーランスとして頑張っていきたいのなら、何かしらスキルを身につける必要があります。

例えばプログラミング系のスクールへ通う、ExcelやWordなどのスキルを身につけるなどなどがありますよね。

将来を見据えて何かにチャレンジしたいのなら今から動き出していくべきです。

「看護師長さん、お話があるのですが、今回は将来を見据えた前向きな退職をすることになりました。今後のキャリアアップや、自己実現のために、新しい環境でのチャレンジが必要だと考えたためです。今までの病院での経験を活かし、さまざまな経験を積んでいきたいと思っています。引き継ぎ等については、協力していただけますでしょうか?」

看護師のネガティブな退職理由をポジティブに変換する例文

看護師のネガティブな退職理由をポジティブに変換する例文6選

ここからは看護師が本音の部分で思う退職理由を、ポジティブな退職理由に変換していきます。

基本的にここで紹介する退職理由を使うのはNG。できれば前述した退職理由を使うのをおすすめします。

  1. ①給料が低い
  2. ②夜勤がつらい
  3. ③休みがとれない
  4. ④人間関係が悪い
  5. ⑤残業や前残業が多い
  6. ⑥アクシデントや医療事故が怖い

どれも本音で思う辞めたい理由では?

①給料が低い

給料が低いといった直接的な言い方はしなくても、残業代が低い、基本給が低いなどの理由を伝えると看護師長も良い気はしません。トラブルに発展まではするかわかりませんが、避けるべき転職理由です。

そのため、スキルアップや違う環境で自分の看護師としての経験を試してみたいなどを伝えるのがよいでしょう。

「今回、別の職場に移ることになりました。新しい職場では、私のスキルや経験を活かすことができ、より高い給与をいただけることになりました。今までの勤務先での経験を活かし、さらにスキルアップして、新しい職場でも頑張っていきたいと思っています。」

まぁこの例文のように次に行くところは今よりも高い給料ですよ。と伝えるのもありですけどね。

②夜勤がつらい

夜勤は看護師人数が少なく、バタついていて、毎回残業が当たり前という職場も多いですよね。

ただそれを直接看護師長に伝えても暖簾に腕押しになるだけです。徒労とトラブルが待っているだけ。

できれば夜勤がつらいのは伝えつつも別の退職理由を伝えるのが良いでしょう。

「夜勤がつらくなってしまい、日勤中心となる分野への転職を決意しました。ただ、看護師としての経験を大切にしており、新しい職場でも看護師経験を活かして仕事をしていきたいと思っています。」

③休みがとれない

有給休暇が使えない、4週8休と歌っているけど実際は休みが少なすぎて休まらないという看護師も多いですよね。

ただ休みが少ないなどの労働環境に関する不満を言われても、嫌な気分になるだけです。

「今回の退職に至った理由として、今後の事を考えて仕事の仕方を変えようと思ったからです。できれば日勤中心の仕事を考えていますが、訪問看護や施設看護師などで看護師経験を活かして仕事を続けていきたいとも考えています。」

④人間関係が悪い

同僚、先輩、後輩、プリセプター、お局看護師、看護師長などとの人間関係が悪く、喧嘩、愚痴の言い合い、陰口、告げ口の言い合いでうんざりしているという看護師さんも多いですよね。

ただ人間関係を退職理由として伝えるのは間違いなくトラブル必至。避けるべき退職理由です。

そもそも別の退職理由を伝えるのが良いでしょう。

「看護師長、今日はお時間をいただきありがとうございます。今回は退職を決意したため、お時間をいただきました。退職理由としては今後スキルアップしていきたいと考えており、●●分野の看護を専門的に学べる病院への転職を考えています。●月ごろを目処にしていますので退職の調整をよろしくお願いします。」

⑤残業や前残業が多い

残業や前残業が多いのを退職理由として伝えるのもNGです。

残業はどこの病院も多くて不満に感じている看護師、なんとかしないといけないと考えている看護師長がほとんど。そこに水を差すのは避けるべき。

ただ残業で体調不良や身体に異常をきたしているのなら辞める理由として伝えるのも一つかもしれません。

「残業や前残業が多く、身体的にも精神的にもつらくなってしまったため、今回退職を決意しました。しかしながら、これまでの経験を活かし、新しい職場でも患者さんにとって最適なケアを提供できるように、努力していきたいと思っています。」

⑥アクシデントや医療事故が怖い

一度アクシデントやトラブルを起こすとそれがトラウマになってしばらく仕事に集中できないというのはよくあるもの。

それがもっと悪くなると、ケアや看護をしているときに医療事故を起こしてしまうのではないかと不安になって仕事にいくのがしんどくなったり、つらくなったりする人もいます。

これに関してはネガティブな退職理由なので看護師長から引き止めや説教を言われて嫌な気分になる可能性が高いため注意が必要です。

「看護師として、アクシデントや医療事故に対する責任やプレッシャーがつらく感じられ、今回退職を決意しました。しかしながら、新しい職場でも責任感を持ち、患者さんに寄り添って、最善のケアを提供できるように努めていきたいと思っています。また、これまでの経験を生かし、アクシデントや医療事故を防ぐための改善策を考え、実践していきたいと思っています。」

看護師が円満退職する退職の流れ

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れは次のとおり13ステップあります。

  • 就労規則の「退職」の項目を確認する
  • 退職時期(何月に退職するか)を決める
  • 退職理由を考える
  • 看護師長(直属の上司)に退職意思を伝える
  • 正式な退職日を決める
  • 退職届を提出する
  • 有給休暇の消化と最終出勤日を決める
  • 業務や委員会を引き継ぐ(引継ぎ書の作成)
  • 挨拶周りをする
  • ロッカーや自分のスペースを片付ける
  • 病院の備品を返却する
  • 退職関係の書類を受け取る
  • 退職を迎える

これらの退職の流れの詳しい流れは『これで安心!看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP』で解説しているので必見です。

まとめ

ナースの退職は看護師長の機嫌一つで円満か不満退職に分かれてしまいます。自分でコントロールできる部分はしっかりと事前に準備をした上で、看護師長の機嫌をとりつつ退職を目指しましょう!!

あなたがもし円満退職を目指したいなら細かいですが、この記事に載せたことを意識して立ち回るのが大切です。

ナースの退職は看護師長の機嫌一つで円満か不満退職に分かれてしまいます。自分でコントロールできる部分はしっかりと事前に準備をした上で、看護師長の機嫌をとりつつ退職を目指しましょう!!

円満退職を目指しつつ、今よりももっと高い給料でもっと条件のいい求人を探しているのなら看護師転職サイトを使わない手はありません。むしろ看護師転職サイトを使わないと退職と並行して転職活動を進めるのがかなりきついです!!

看護師7年経験している私がおすすめしたい看護師転職サイトは次のとおりです。

もしあなたが円満退職を目指すのが無理と考えているのなら退職代行サービスを使うのも一つの手ですよ。

退職代行を使おうか悩んでいる看護師さんは『看護師のための退職代行ランキング5!選び方と利用ポイントを徹底解説!』で徹底解説していますよ。看護師長に退職を切り出せない、伝えれないと悩んでいるなら一読しないと危険かもです。

看護師が円満退職するための病院への伝え方に関するFAQ

退職の意思をメールで伝えても大丈夫?

退職の意思をメールで伝えることは、あまりおすすめできません。退職の意思を直接話すことで、相手の反応や気持ちを確認することができるため、円満な退職につながる可能性が高いです。また、メールでの伝え方は、相手の気持ちを考慮することが難しく、誤解を招く可能性があるため、避けた方が良いでしょう。ただし、直接話すことが難しい場合や、必要に応じてメールで補足することはできます。その場合は、丁寧な文面を心がけ、相手の気持ちを考慮した文章を作成するようにしましょう。

円満退職するための伝え方にコツはあるの?

円満な退職のためには、いくつかのコツがあります。まずは、退職の意思を伝えるタイミングや方法について、相手の立場を考慮して慎重に検討することが大切です。また、退職理由については、相手の気持ちを考慮したポジティブな表現を心がけ、ネガティブな要素は避けるようにしましょう。さらに、退職後のことについても、丁寧に話し合い、円満な解決策を見つけることが大切です。

退職の理由は、本当のことを言わなければいけないの?

退職理由は、必ずしも本当のことを伝える必要はありません。しかし、上司との信頼関係を保つためにも、ある程度説明することが望ましいでしょう。例えば、体調不良が理由の場合は、詳細を伝えなくても「健康上の理由」と伝えることができます。また、ネガティブな退職理由であっても、ポジティブに変換することで伝え方を工夫することができます。

直属の上司に相談せず、直接部長へ伝えても良いですか?

基本的には直属の上司に退職の意思を伝えるべきですが、特殊な事情がある場合は直接部長に伝えることもできます。ただし、上司との信頼関係を壊さないためにも、ある程度の説明は必要です。また、上司から直接聞かれた場合は、正直に回答することが望ましいでしょう。

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