MENU

これで安心!看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP

これで安心!看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP
  • URLをコピーしました!

円満退職したいけど看護師がサクッと辞める退職の流れがわからない!!
できるかぎり周りに迷惑をかけずに、手順を踏んでスムーズに辞めたいなぁ。
必要な書類は退職届?退職願?どの看護師長に退職意思を伝える?退職後の手続きとかは?

看護師は転職や退職が多いとはいえしっかりとした手順を踏まないと、トラブルが起きて引き止められたり、こじれたりする可能性があります。

私も看護師として7年間仕事をしてきましたが、本記事では、看護師退職の流れや、退職時に知っておくべきポイントや手続き、注意点を分かりやすく解説しています。

Instagramでもリール投稿(ショート動画)を投稿しています。

あなたは転職先を探していますか?もし探していないなら円満退職が難しいかもしれません。

なぜなら退職理由を強くしたり、引き止めの対抗策として転職先があるのは心強いから。強い引き止めに合っても「転職先が決まっているので」と強く押し通せます。

自分に合った求人を探して給料も増やしたいのなら看護師転職サイトに登録がおすすめ。私自身、看護師転職サイト経由で転職して給料が5万円アップして年間で80万円近くの給料アップに成功したのも転職サイトを活用したから!!おすすめは次の2つのサイト!!

あなたが安心して退職に向けたステップを踏み出せるようサポートします。ぜひ、この機会に退職に関する知識を習得し、スムーズで安心な退職を迎えましょう。

もし、看護師長に退職意思や退職理由を伝える勇気が出ないなら『看護師が退職を言いにくいをかんたん解決する対処方法10選と理由10選』『サクッと辞める看護師の退職の切り出し方&円満退社するコツ』の記事が参考になります。

目次

これで安心!看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れは次のとおり13ステップあります。

STEP
就労規則の「退職」の項目を確認する
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 1.就労規則の「退職」の項目を確認する

看護師退職は就業規則の確認が正義!!

STEP
退職時期(何月に退職するか)を決める
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 2.退職時期(何月に退職するか)を決める

3月末が王道。ボーナス月の6月と12月もおすすめ!!

STEP
退職理由を考える
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 3.退職理由を考える

引き止められない退職理由やポジティブ理由がおすすめ!!

STEP
看護師長(直属の上司)に退職意思を伝える
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 4.看護師長(直属の上司)に退職意思を伝える

まずは師長から!!同僚や先輩は口が硬い人のみ!!

STEP
正式な退職日を決める
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 5.正式な退職日を決める

退職意思を伝えたらすぐ決めよう!!うやむや防止!!

STEP
退職届を提出する
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 6.退職届を提出する

退職日を記載して控え(コピー)を保存する!!

STEP
有給休暇の消化と最終出勤日を決める
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 7.有給休暇の消化と最終出勤日を決める

有給の買い取りは違法でしてくれない!!全部使い切るのが大切!!

STEP
業務や委員会を引き継ぐ(引継ぎ書の作成)
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 8.業務や委員会を引き継ぐ(引継ぎ書の作成)

引き継ぎは完璧に!退職後の連絡はテンション下がるで!!

STEP
挨拶周りをする

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 9.挨拶周りをする

お世話になった先輩や前の看護師長などには挨拶しておくのがよき。

STEP
ロッカーや自分のスペースを片付ける
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 10.ロッカーや自分のスペースを片付ける

立つ鳥跡を濁さずでキレイに!!病院のものは返却を!!

STEP
病院の備品を返却する
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 11.病院の備品を返却する

鍵、カードキー、制服、書類など全部返す!!

STEP
退職関係の書類を受け取る
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 12.退職関係の書類を受け取る

転職先やハロワへ提出する書類もあるから必ず確認を!!

STEP
退職を迎える
看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 13.退職を迎える

お疲れ様です!!転職先で頑張ろうぜ!!

これらを順番に詳しく解説していきます。

なお、それぞれのステップを詳しく解説した記事も用意してあるので参考にしてください。

STEP1:就労規則の「退職」の項目を確認する

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 1.就労規則の「退職」の項目を確認する
STEP1:就労規則の「退職」の項目を確認する

看護師の退職では、所属する病院の就業規則を確認して、退職に関するルールや手続きを把握することが大切です。

法律的には退職の14日前までに申し出ることが求められていますが、病院によっては1カ月前や2カ月前に申し出るよう規定されている場合があります。

病院によっては就業規則通りに退職の申し出をしないと、退職を引き止められたり、退職をうやむやにされたりとトラブルになることも。
早めに退職の意思を申し出ることで円滑な退職ができ、円満退職につながります。

就業規則で決めればいいのはわかったけど、退職を伝えて気まずくならないか不安なあなたは『看護師の退職までの気まずい雰囲気の6つの理由とハッと驚く乗り越え術7選』が参考になります。

STEP2:退職時期(何月に退職するか)を決める

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 2.退職時期(何月に退職するか)を決める
STEP2:退職時期(何月に退職するか)を決める

看護師が円満に退職するためには、退職時期にも注意が必要です。

看護師が退職におすすめの時期は3月末か、ボーナス時期の6月末や12月末がおすすめです。

おすすめの時期と避けるべき時期を押さえておくと、スムーズな退職できます。

看護師の退職におすすめの時期は次のとおり。

  • 年度末の3月
  • ボーナスの支給後(6月末、12月末)
  • 人事異動の時期
  • 委員会活動・プリセプター業務・看護研究などが一段落する時期
  • 看護師求人が増える時期

看護師が円満に退職するためには、年度末や人事異動の時期、委員会活動やプリセプター業務などが一段落する時期が適しています。

看護師の退職時期や何ヶ月前から動き出せば良いのかわからない人向けに『看護師は退職に向けて何ヶ月前から動き出せば良いのか具体的な●●を教えます。』で解説しています。

年度末や人事異動の時期が適している理由
年度末は、病院内での異動や定年退職者が決定する時期であり、新年度の看護師の編成も決定する時期です。退職者がいる場合は、それを前提として編成を組むことができるため、勤務先に迷惑をかけたくない人は年度末での退職がおすすめです。人事異動の時期も同様に、異動や人員補充が行われるため、比較的退職がしやすいとされています。

委員会活動やプリセプター業務などが一段落する時期が適している理由
委員会活動やプリセプター業務は、一定期間で区切られているため、その期間が終了するタイミングで退職することで、引き継ぎや業務負担を最小限にできます。

逆に看護師の退職におすすめできない時期、避けるべき時期は次のとおり

  • ゴールデンウィーク
  • 夏季休暇
  • 年末年始
  • 委員会活動やプリセプター業務などを担当している最中
  • 長期休暇の前後
  • 産休に入る看護師がいる時期

特に、長期休暇の前後はスタッフが交代で休みを取得するため、シフト調整に苦労する時期であり、退職を申し出ると職場に迷惑をかけることになるため、退職を避けるべきであるとされました。

実際に、私が勤務していた病院でも、退職希望者が集中する年度末や人事異動のタイミングに退職を申し出る看護師が多かったです。そのため、病院側も人員補充を考えやすく、円満な退職ができたケースが多かったです。また、長期休暇の前後に退職を申し出た看護師は、シフト調整に苦労し、職場のスタッフからも不満を抱かれることがありました。

結論としては、看護師が退職におすすめの時期は3月末か、ボーナス時期の6月末や12月末がおすすめです。

そもそも看護師の直属の上司って誰?退職意思を伝える場合、誰に言うの?と基本的なことで悩んでいる新人看護師さんや初めての退職のあなたは『看護師が辞める時・退職するとき誰に言うべき?【看護師長です!!】』が参考になります。

STEP3:ポジティブで引き止められにくい退職理由を考える

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 3.退職理由を考える
STEP3:ポジティブで引き止められにくい退職理由を考える

ステップ3は引き止められにくく、なおかつポジティブな退職理由を考えること。

看護師が退職理由をズバッと伝える方法は次のとおりです。

  • 退職理由を洗い出してベストな理由を決める
  • ネガティブな退職理由はポジティブ変換する
  • 嘘は伝えない(事実ではない退職理由はダメ!)
  • 必ず対面で口頭で伝える
  • 引き止められたら日を改める
  • 退職日は決めておく
  • 伝える相手は看護師長(直属の上司)
  • 立ち話ではなく2人きりで話せる個室で話す
  • 看護師長の忙しい時間を避ける
  • 退職希望日のシフトが作られる前に伝える

これらのポイントを押さえた上で伝えれば成功間違いなしです。これらの退職理由の伝え方や考え方が気になるあなたは『看護師が退職理由をズバッとした9つの伝え方と看護師長へ伝える例文17選』で解説しています。

また看護師の退職理由には次のような21つの理由があります。

  • 給料が低いため
  • 地元に帰るため
  • 夜勤がつらいため
  • 休みが少ないため
  • 進学や留学のため
  • 責任が重すぎるため
  • 結婚・寿退社のため
  • 人間関係が悪いため
  • 通勤距離が遠いため
  • 残業(超過勤務)のため
  • 体調不良・病気のため
  • 他職種への興味のため
  • 妊娠・出産・育児のため
  • 病棟とウマが合わないため
  • やりがいがなくなったため
  • パートナー(夫)の転勤のため
  • 親の介護・家族の看護のため
  • 海外ボランティアへ参加のため
  • 看護師に向いていなかったため
  • 他分野・他施設への興味のため
  • スキルアップ・キャリアアップのため

これらの退職理由を詳しく知りたい人や例文の考え方や伝え方が気になる看護師さんは『もう限界…看護師のホンネと建前の退職理由21つとハッ!!と驚く伝え方』で解説しています。

看護師の本音の退職・転職理由には、次のようなものがあります。

看護師長にどんな退職理由を伝えればいいのか、嘘でもいいのかなどが気になるなら『看護師におすすめの退職理由ランキング』『嘘でもいいの?看護師が嘘の退職理由を伝える時の秘密のコツ』『退職理由の伝え方と例文を徹底解説』が参考になります。

曖昧な理由や中途半端な希望ではなく、すでに退職の意思が固いことを伝えるのが大切なのです。引き止めにあわないよう、明確な理由を伝えましょう。

退職理由を考えるときは、ネガティブな理由をポジティブに言い換えることも大切

例えば、サービス残業が多いという理由は、「ゆとりを持って丁寧な看護ケアがしたい」と言い換えることができます。

退職理由を明確に伝えることで、引き止められず円満に退職できます。

体調不良を退職理由に辞めたい看護師クリニック看護師の退職理由で悩んでいる人の記事も別に作っているので参考にしてください。

STEP4:看護師長(直属の上司)に退職意思を伝える

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 4.看護師長(直属の上司)に退職意思を伝える
STEP4:看護師長(直属の上司)に退職意思を伝える

ステップ4は看護師長に退職意思を伝えるです。

職場で退職の意思を最初に伝えるのは直属の上司である看護師長です。

病棟に勤めているのなら確実に看護師長から伝えてくださいね。他の先輩や主任経由で看護師長に伝わるのは絶対に避けてください。なぜなら退職が確実にこじれるから。

看護師長に伝えるときには、次の流れで伝えましょう。

  • まず話すタイミングや場所に注意し、個室に近い環境で話せるようにする
  • 「お話があるのでお時間を作っていただけますか?」と丁寧に伝える
  • 退職理由を明確に伝え、自分の退職意思が固いことを伝える
  • 最後に、「忙しいときに退職の話をして申し訳ありません」と謝罪と感謝の気持ちを伝える。

このように、退職意思を直属の上司である看護師長に伝えるときは、配慮のある対応をして自分の気持ちを伝えることが大切です。

もしこの時点で「看護師長に強い引き止めに合う!!」「看護部長や人事の人がうざい・・・」と悩んでいるなら『看護師退職の強い引き止めをズバッと解決する5つの断り方&7つの理由』が参考になります。

STEP5:正式な退職日を決める

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 5.正式な退職日を決める
STEP5:正式な退職日を決める

看護師が退職するときでも、正式な退職日を上司と話し合いながら決定する必要があります。
退職日は自分だけの都合だけで決めてはいけません。

退職日を決める際には、次のことに注意しながら相談しながら決めましょう。

  • お互いが納得できる日を決定する
  • 業務の引き継ぎ期間
  • 有給休暇の消化の有無
  • 職場の人員計画

これらのことを考慮しながら上司と相談して決めることが重要です。

現場に迷惑がかかたくないと思っているなら余計気遣いが大切です。

退職日は、あくまでも協力的な態度で上司と話し合い、お互いが納得できる日を決定することが大切です。また、退職日までの期間には、スタッフのシフトや業務の引き継ぎなどに充分な時間を取りましょう。

退職の意思表示は、口頭で伝えるだけで十分ですが、トラブルが起こった際には証拠が必要になることもあります。そのため、退職日や最終出社日は書面に残すことをおすすめします。
詳しくは次のステップで解説します。

STEP6:退職届を提出する

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 6.退職届を提出する
STEP6:退職届を提出する

円満な退社を目指す場合には、看護師長にまず口頭で退職の意思を伝えて(退職願を提出してもいいが一般的ではない)、正式な退職日が決まってから退職届を提出するのがおすすめです。

退職届を提出するときには、病院や会社ごとで専用のフォーマットがある場合があります。
また、一度提出した退職届は撤回ができないので、慎重に提出を決めてください。

退職届の提出時期や提出方法は病院によって異なるため、上司や人事部への確認をするか、就業規則を確認してください。

ちなみに退職届、退職願、辞表の違いは次のとおりです。

退職届とは、退職することが決定し、正式に退職日が確定した後、会社に対して提出する書類です。退職に関する決定事項を明確にし、事務手続きの記録として提出します。会社規定の書面があればそれを使用します。退職届は、会社の人事部など、退職手続きを行う担当者に提出することが一般的です。

退職願とは、退職したい旨を会社に願い出る書類であり、会社に対して退職の意思を伝えることが目的です。退職願が受理され、正式に退職日が確定した後に、退職届を提出することが一般的です。退職願は、直属の上司に提出することが一般的で、口頭で伝えることもできます。

辞表とは、役員や公務員など、雇用関係のない立場の人が役を辞することを届け出る書類です。社長や取締役が辞める場合に提出することが多く、一般的な会社員などの退職においては、辞表の提出は必要ありません。

パソコンで作成しても問題ありませんが、手書きする場合は黒いボールペンか万年筆を使いましょう。

看護師向けの退職届の書き方や「看護師が提出するのは退職届?退職願?辞表?」などがわからない方は『看護師が3分で完璧になる退職届の書き方講座!退職願・辞表の違いも解説』が参考になります。

STEP7:有給休暇の消化と最終出勤日を決める

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 7.有給休暇の消化と最終出勤日を決める
STEP7:有給休暇の消化と最終出勤日を決める

退職する看護師さんが有給休暇を消化するには、最終出勤日と退職日を決めるとき有給休暇の残日数を確認して、残日数分を消化できるか調整してもらうのが大切です。

日本労働組合総連合会が行ったアンケートによると、日本の労働者の平均有給取得率は約52%で、残りの48%は消化できていない状態が続いていることが明らかになっています。

しかし、有給休暇は法的に保障された権利であり、使わないと損する制度。

有給休暇は退職時に未消化分が給与として支払われる場合もありますが、義務ではないので有給消化できずに退職すると泣き寝入り状態になります。
また有給休暇の買い取りは違法行為らしいので使わなければなくなるだけです・・・損するだけなので気をつけてくださいね。

労働者の権利をしっかりと守るためにも、消化することをおすすめします。

STEP8:業務や委員会を引き継ぐ(引継ぎ書の作成)

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 8.業務や委員会を引き継ぐ(引継ぎ書の作成)
STEP8:業務や委員会を引き継ぐ(引継ぎ書の作成)

退職する看護師にとって引き継ぎは必ずすべき仕事です。

特に、業務が多かったり、主任や管理職、係についているときには、引き継ぎの量も多くなり、引き継ぎを行う期間に余裕をもっておきましょう。

もし時間に余裕がなく口頭で伝えられなくてもそのままにせず、引き継ぎ書を作成し、後任に安心して仕事を引き継いでもらえるように準備するのが大切

引き継ぎ書には、自分が担当していた業務や委員会活動、プリセプターの役割など、詳細な説明を記載することが重要です。特にパソコンのどこに委員会関係のファイルが保存されているのかも詳細に書いておくと、退職したあとに連絡がきて鬱陶しい思いをせずに済みますよ。

看護研究の活動中やプリセプターの役割を担当している時期は、引き継ぎに時間がかかることがあるため、退職を避けた方がよい時期です。また、あなたしかできないような属人的な業務については、誰が引き継いでも現場が回るようにマニュアルを作成することをおすすめします。

STEP9:挨拶周りをする

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 9.挨拶周りをする
STEP9:挨拶周りをする

看護師さんが退職するときは、お世話になったスタッフや先輩、看護師長に対して挨拶周りをするのがおすすめです。

なぜなら職業柄また一緒に仕事をする人がいたり、転職先で今の職場の同級生やつながりのある人と出くわす可能性が高いから。

あいさつ回りをする候補は次のとおりですが、あなたの状況や挨拶したい気持ちに合わせてあいさつ回りをしていきましょう。

  • 過去に同じ病棟で仕事をした人
  • 過去のプリセプター
  • 病棟や部署は違うけどお世話になった人(薬剤師さん、心理士さん、作業療法士さん、医師)
  • 病院外でお世話になった人
  • お世話になった部長や課長

これらの方々に対して挨拶を行うことで、退職後の活動の人脈になったり、情報交換できる関係になったりします。

例えば、過去に同じ病棟で仕事をした人に対しては、「○○さん、退職の挨拶にお伺いしました。今お時間よろしいでしょうか」というように、時間や相手の仕事に配慮した挨拶をしてくださいね。

また、過去のプリセプターに対しては、自分が成長できたことや、教えてもらったことに感謝の意を伝えることが大切です。

病棟や部署が違うけどお世話になった人に対しては、例えば薬剤師さんに対しては、「薬剤師の○○さん、この度はお世話になりました。いつも助けていただいて、ありがとうございました」というように、直接お世話になったことを伝えるのが良いでしょう。

挨拶のタイミングに気を付け、シフト表を確認し、相手の仕事の状況を見ながら忙しくないとき挨拶まわりに行きましょう。

STEP10:ロッカーや自分のスペースを片付ける

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 10.ロッカーや自分のスペースを片付ける
STEP10:ロッカーや自分のスペースを片付ける

看護師といえども退職する際には、ロッカーや自分のスペースをきれいに整理整頓して、迷惑をかけないようにすることがマナーです。

職場に残していった私物が原因で、後任者や職場の方々に迷惑がかかることもあります。

  • 最終出勤日の前に徐々に整理整頓していくこと
  • ロッカーや自分のスペースに私物を残さないこと
  • デスクやパソコンなど業務に使用していた物品を返却すること
  • 制服などの衛生面に留意して返却すること

これらの点を守り、マナーを守りながら整理整頓することで、スムーズな退職手続きを行うことができます。

退職後にロッカーや自分が使っていたスペースに荷物が残っていたり、片付けられていなかったりして、退職後に病院や上司から電話連絡やLINEで連絡がはいると嫌な気分になるので退職日までに綺麗さっぱり片付けておくことをおすすめします。

STEP11:病院の備品を返却する

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 11.病院の備品を返却する
STEP11:病院の備品を返却する

看護師は仕事柄返却するものが多いので注意してください。病院の鍵やネーム(名札)、制服などなど返すものが多いですよね。

看護師が退職時に返却すべき病院の備品は以下の通りです。

  • 健康保険被保険者証
  • 病院の鍵
  • 社員証やIDカード、ネームバッジ
  • 名刺
  • ユニフォーム
  • 事務用品
  • 業務上の機密に関わる資料や書類
  • ロッカーや寮の鍵

備品を返し忘れると、退職後に病院から連絡が入って面倒なことになるので注意してくださいね。

STEP12:退職関係の書類を受け取る

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 12.退職関係の書類を受け取る
STEP12:退職関係の書類を受け取る

看護師が退職時に病院から受け取るべき重要書類は次のとおりです。

  • 雇用保険被保険者証
  • 離職票
  • 源泉徴収票
  • 年金手帳(職場保管の場合)
  • 健康保険被保険者資格喪失証明書
  • 退職証明書
  • 厚生年金基金加入員証

これらの書類を受け取ることで、退職後の手続きが円滑に行えます。

上記の書類に聞き慣れないかもしれませんが、看護師退職時に受け取る書類は、次の手続きをするのに必要な重要書類です。

  1. 雇用保険の手続き:雇用保険被保険者証や離職票が必要です。
  2. 税金の申告:源泉徴収票が必要です。
  3. 年金手続き:年金手帳が必要です(病院が保管している場合)。

これらの書類の受け取り漏れがないように注意しましょう。また、退職後に郵送される場合もあるため、送付予定日や送付先住所を確認しておくことが重要です。

STEP13:退職を迎える

看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP 13.退職を迎える
STEP13:退職を迎える

ここまでの13ステップを意識すれば無事に円満退職を迎えられるはずです。

最終出勤日には、朝の申し送りで時間をつくってもらいお世話になった同僚や先輩、看護師長にメッセージを伝えて気持ちよく退職しましょう。

もしあなたが今すぐに辞める方法や3日以内~1週間以内に辞めてしまいたいと考えているのなら『看護師が3日で辞めるには退職代行を使うだけ!!【すぐに辞める方法は心持ちで変わるから注意!!】』が参考になります。

おすすめの退職代行は次のとおり。

退職代行を使おうか悩んでいる看護師さんは『看護師のための退職代行ランキング5!選び方と利用ポイントを徹底解説!』で徹底解説していますよ。看護師長に退職を切り出せない、伝えれないと悩んでいるなら一読しないと危険かもです。

看護師の退職理由6選

看護師の退職理由として考えられるのは次のような理由です。

  1. 家庭やプライベートの事情
  2. 職場環境に関する不満
  3. キャリアやスキルアップのため
  4. 労働条件に不満があるため
  5. 健康や体調に問題があるため
  6. ライフスタイルや趣味による理由

これらの理由をもっと具体的にいうと次のとおり。

家庭やプライベートの理由

  • 出産・育児
  • 結婚
  • 配偶者の転職・転勤
  • 家族の介護

職場環境に関する不満

  • 人間関係がつらい
  • 業務量・残業時間が多い
  • 勤務時間・勤務体系への不満
  • 休みが取りにくい
  • 通勤に時間がかかる
  • 施設・設備が古い

キャリアやスキルアップのため

  • 自身のスキルアップ
  • 将来のキャリアアップ
  • 他分野への興味
  • 留学のため
  • 海外ボランティアのため

労働条件に不満があるため

  • 給与が低い
  • 昇給・昇格に対する不満
  • 残業が多い
  • 夜勤が辛い

健康や体調に問題があるため

  • 体調不良
  • 怪我のため
  • 腰痛のため
  • 不眠症のため

ライフスタイル・趣味

  • 引っ越し
  • 夫の転勤
  • 他にやりたいことがある

これらの看護師の退職理由の詳しい内容や伝え方は別の記事で解説します。

看護師退職の5つの注意点

看護師退職の注意点は次のとおり5つあります。

  • 引きとめられたときの対処方法
  • 退職理由の伝え方のポイント
  • 退職の時期に配慮する
  • 奨学金の規約や残高をチェックする
  • 退職後の保険や失業保険の手続きは忘れずに

① 引き止められたときの対処方法

看護師が退職の申し出をした時に引き止めにあったときの対処方法は次のとおり9つあります。

  • 転職先の入職日を決める
  • 労働基準監督署へ相談する
  • 退職願(退職届)を内容証明で送る
  • 引き止められない退職理由を伝える
  • 退職相談ではなく退職の意思表示をする
  • 最終手段の退職代行サービスを活用する
  • 転職のプロ【看護師転職サイト】に相談する
  • 退職の申し出から経過や相談内容を記録しておく
  • 看護師長よりも上の看護部長や事務部長に相談する

ただ基本的にはここまでのことをしなくても退職に進むと思うので、再度看護師長を説得するのがよいかもしれません。

② 退職理由の伝え方のポイント

看護師が退職理由を伝えるときには次のようなポイントがあります。

  • ネガティブな内容を避ける
  • 相手に対して敬意を持って伝える
  • 伝えてはいけない理由と区別する
  • やむを得ないときは嘘の理由でもOK
  • 将来を見据えたポジティブな退職理由を伝える
  • 個人的な理由や感情に左右された理由は避ける
  • ネガティブな退職理由はポジティブな理由に言い換える

退職理由を伝える時には、看護師長がどれだけ嫌いでも相手に対して敬意を持って伝えるのが大切。
感情的になったり、嫌味っぽくなったりするとそれだけで円満退職が難しくなることもあります。

ネガティブな内容を避けて、なるべくポジティブな退職理由を伝えましょう。
例えば、スキルアップやキャリアアップのためなどと伝えるのがいいです。

やむを得ない事情で退職せざるを得ない場合には、嘘の理由でも構わないですが、その場合はバレないように注意して勤務する必要があります。

③ 退職の時期に配慮する

看護師が退職を決める際には、退職時期にも配慮する必要があります。具体的には、次のような視点が必要です。

  • 自身の状況や希望
  • 勤務先の状況
  • 家族との相談

まず、自身の状況や希望を考慮することが重要です。
例えば、転職先の入職日や、次のキャリアプランに合わせて退職時期を決める場合があります。また、子育てや介護など、家庭の事情によって退職時期を決めることもあります。

次に、勤務先の状況を把握することが必要です。
退職時期によっては、看護師が退職することによって、業務の引き継ぎや人員配置に問題が生じることがあります。このような場合には、退職時期を調整することで、円滑な業務運営を図ることができます。

最後に、家族との相談も重要です。
家族との関係や家庭環境によって、退職時期が制約される場合があります。
例えば、子どもの進級や引っ越しなどが予定されている場合には、それに合わせて退職時期を決める必要があります。

これらの要素を踏まえて、看護師が最適な退職時期を選ぶことで、円滑な退職を目指しましょう。

④ 奨学金の規約や残高をチェックする

看護師が退職する際に奨学金に関する注意点は、以下の通りです。

  • お礼奉公期間中に退職する場合:奨学金の返済については、残りの期間に応じた返済義務が発生することがあります。したがって、退職前に奨学金返済の条件を確認しておくことが重要です。
  • 病院が奨学金返済の条件を定めている場合:退職に伴って違約金や賠償金を請求される可能性があります。しかし、違約金や賠償金を請求することは、法律に違反する場合があります。したがって、病院側から請求された違約金や賠償金については、労働基準監督署などに相談することをおすすめします。
  • 退職後も奨学金の返済義務がある場合:自己破産などの金融トラブルに陥ることがあります。したがって、退職前に返済プランを検討しておくことが必要です。
  • 病院での勤務によって奨学金の返済条件が免除される場合がある:退職前に奨学金返済の条件を確認し、返済を免除してもらえる条件があるかどうかを調べることが重要です。
  • 奨学金を返済するための資金が不足している場合:返済方法を相談することも重要。分割返済などの方法がある場合がありますので、病院側に相談するか、専門の相談機関に相談してください。

退職する際に奨学金に関するトラブルが起こらないように、退職前に奨学金の返済条件や返済方法を確認し、問題がある場合は相談することが大切です。

⑤ 退職後の保険や失業保険の手続きは忘れずに

病院勤務の看護師が全国健康保険協会の健康保険に加入している場合、退職後に健康保険制度を切り替える場合にはいくつかの注意点があります。

まず、切り替え先の健康保険制度を決める際には、自分自身や家族の医療費の予測や将来のライフプランを考慮して検討する必要があります。また、どの健康保険制度を選択するかによって、保険料や保障内容に差異が生じるため、比較検討が必要です。

退職後に健康保険制度を切り替える場合、手続きの期限に注意する必要があります。国民健康保険への加入手続きは、退職後14日以内に市区町村役場で行う必要があります。14日を過ぎた場合でも、任意継続制度への加入や別の健康保険制度への移行が可能ですが、期限を過ぎると手続きが煩雑になる可能性があるため、早めの手続きが望ましいです。

国民健康保険制度への切り替え手続きが遅れた場合、国民健康保険料の支払いが遡って発生することになるため、支払い負担が大きくなる可能性があります。また、保険証の交付に時間がかかるため、病院などでの医療費の自己負担が発生する可能性があるため、早めの手続きが望ましいです。

退職後に再就職をしない場合には、国民健康保険に加入することが一般的です。国民健康保険は、自営業者や無職の方、学生や専業主婦などが加入することができる健康保険で、所得に応じて保険料が決まります。ただし、国民健康保険には所得制限があるため、収入が一定額以上の方は加入ができません。

再就職先の健康保険の内容を確認し、適切な保険に加入することで、健康管理や医療費の負担軽減につながるでしょう。また、加入手続きを早めに行うことで、保険料の請求額を抑えられます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次