短期離職を繰り返すのはよくないとわかっているけど、今の病棟に居続けるのは無理!!短期離職が転職で不利になるのも、自分に合った求人が見つかりにくいのもわかってるけど・・・私が私らしく仕事ができる職場の探し方を教えてよ!!
このように短期離職を繰り返すのを悩んでいる看護師はあなただけではありません!!
この記事では、短期離職を繰り返さないために、辞めたくなる理由や転職でどのように不利になるのか、そして、そんな看護師さんたちへの朗報!!あなたに合う病院や求人を見つける転職方法やコツも紹介していきます。
結論、短期離職を繰り返す理由は次のようなものがあります。
- 転職ガチャ癖がついているから
- 仕事探しの軸が定まっていないから
- 理想の職場を追い求めすぎるから
- 入社前後のイメージにギャップがあるから
- 現職の不満を解消することに捉われているから
私自身、現役看護師をしながら転職する看護師の相談にたくさんのってきた経験を活かして記事を書いているので、記事を読んで短期離職を繰り返さずにあなたがあなたらしい生活ができるようにサポートさせてくださいね。
退職をする前に転職先を見つけるのは鉄則!!まだ転職先に悩んでいるなら看護師転職サイトに登録するのが基本になります。後述もしますが短期離職を繰り返さないためにもあなたに合った求人を見つけやすい良質な求人を比較しましょう。
転職(就職)してから短期間で辞めると病棟での雰囲気が気まずくなるのが心配なら『退職で気まずくなる理由と看護師が退職まで楽に過ごす処世術』が参考になります。
看護師が短期間で退職すると転職に響く?【当たり前で短期間で辞めると転職にネガティブに働く】
看護師さんが短期間で退職すると、転職活動においてはネガティブな印象を与えてしまうことがあります。転職先の面接で「なぜ短期間で辞めたのか」という質問が出されることも珍しくありません。そのため、退職の理由や将来のキャリアプランについて、上手に説明することが重要です。
ただものは考えようで、次のとおり考えられます。
- 転職先の面接での答え方による
- 今すぐ退職・転職しない方が良い場合もある
- 短期間でも退職・転職した方が良い場合もある
これらについて順番に解説していきます。
転職先の面接での答え方による【言い方次第でポジティブにもネガティブにも取られる】
面接では、自分の退職理由に対してどのように答えるかが重要です。言い方次第でポジティブな印象を与えることもできますし、逆にネガティブな印象を与えてしまうこともあります。
例えば、面接官から「なぜ短期間で退職したのですか?」と聞かれた場合、具体的な理由を述べるだけでなく、それを乗り越えるためにどのような成長や学びを得たかを伝えることが重要です。また、前職での経験を活かして転職先でどのような貢献ができるかを具体的に説明することも有効です。
例えば、「前職ではコミュニケーション能力を鍛える機会が少なかったため、新しい職場ではチーム内の円滑なコミュニケーションを促進し、患者様への安心感を提供したいと考えています」と述べることで、自身の成長や貢献意欲をアピールできます。
今すぐ退職・転職しない方が良い場合もある【新卒なら臨床経験を積む意味で短期離職は避けたほうがベター】
短期間での退職・転職を考える前に、今の職場に残る方が良い場合もあります。特に新卒の場合は、臨床経験を積むことが重要ですので、短期間での離職は避けたほうが良いでしょう。
新卒の看護師さんは、臨床現場での実践経験を通じてスキルや知識を磨くことができます。長期的なキャリア形成を考えると、最低でも2年以上は同じ職場に勤務することが望ましいです。
臨床経験を十分に積むことで、将来の転職活動においても有利になるでしょう。現在の職場での成長やスキル習得に焦点を当て、長期的な視野で判断することが大切です。
短期間でも退職・転職した方が良い場合もある【心身の不調があるなら今すぐ逃げよう】
一方で、心身の不調や職場環境の深刻な問題がある場合は、短期間での退職・転職を選択することが賢明です。
健康やメンタルの面で不調を感じる場合、それを無視して長期間勤め続けることは、看護師としての能力や患者様への安全なケアにも影響を与えてしまいます。
自身の健康や幸福を最優先に考えることは大切です。早めに適切な対策を講じることで、将来のキャリアにもプラスになるでしょう。
例えば、心身の不調を感じた場合は、専門のカウンセラーや医師のサポートを受けることが重要です。また、職場環境の問題が深刻で解決が見込めない場合は、労働環境の改善を求めるための相談や労働組合への参加を考えることも一つの選択肢です。
心身の健康が回復し、良好な職場環境で働くことができれば、看護師としての能力を最大限に発揮し、患者様への質の高いケアを提供することができるでしょう。
看護師が短期間で転職を繰り返す5つの理由
看護師が短期離職を繰り返す理由には次のとおり5つの理由が考えられます。
- 転職ガチャ癖がついているから
- 仕事探しの軸が定まっていないから
- 理想の職場を追い求めすぎるから
- 入社前後のイメージにギャップがあるから
- 現職の不満を解消することに捉われているから
転職ガチャ癖がついているから
短期離職を繰り返す看護師サンには、転職ガチャの癖がついている可能性があるからです。
「自分に合った求人があるんじゃないか」「この前はここがよかったけど、今回はここが悪い」などなどガチャガチャのように自分に合ったところを追い求める癖がついているのかもしれません。
100%自分に合っている職場は存在しません。
ぶっちゃけ、みんな何かしら我慢や妥協をしつつ仕事をしています。
とはいえ「そんなこと言われても納得いかない職場だもん」という声が聞こえてきそうです。
正直、心身に異常をきたしているなら短期離職でも逃げるべきです。そうじゃない場合には短期離職をするのか心に聞いてみるのをおすすめします。
仕事探しの軸が定まっていないから
短期間での転職を繰り返す看護師の中には、自分の仕事探しの軸が定まっていないケースがあります。
何を重視して働きたいのか、自身のスキルや興味に合わせてどのような職場を選ぶべきなのかを明確にすることが重要です。
自己分析やキャリアカウンセリングを通じて自分自身を知り、将来のビジョンを明確にすることで、短期離職を避けることができます。
理想の職場を追い求めすぎるから
理想の職場を追い求めるあまり、看護師さんが短期間で転職を繰り返すことがあります。
完璧な職場は存在しないため、ある程度の妥協が必要です。理想の要素を持つ職場を見つけることは重要ですが、全てを満たすことは難しい場合もあります。
自身の優先順位や必須条件を見極め、現実的な選択をすることが大切です。
入社前後のイメージにギャップがあるから
転職先の職場に入社する前と実際に働き始めた後とで、イメージにギャップが生じることもあります。
採用面接や職場見学では一部の情報しか得られないため、実際の職場環境や業務の実態との違いに戸惑い、短期間で転職を考えることがあります。
このようなギャップを避けるためには、採用時により詳細な情報を得る努力や、現職の従業員とのコミュニケーションを通じて実態を把握することが重要です。
また、実際に働いてみる前にインターンシップやアルバイトとして職場を経験することも有効です。入社前後のギャップを最小限に抑え、転職の判断をより正確にすることが求められます。
現職の不満を解消することに捉われているから
短期間での転職を繰り返す看護師の中には、現職での不満を解消することに捉われているケースがあります。
しかし、すべての問題を解決する職場は存在しないため、ある程度の妥協が必要です。
不満を解消するだけでなく、将来のキャリアや成長につながる職場を選ぶ視点を持つことが重要です。自身の長期的な目標や成長に対して焦点を当て、短期的な不満にとらわれずに判断することが求められます。
短期離職を繰り返さないためには、自分自身をよく知り、明確な目標を持つことが重要です。
看護師が自分に合った病院や求人を見つける5つの方法
あなたが短期間で転職しようと考えているけど、自分に合った病院や施設、求人を見つけたいと考えているなら、次の5つの方法をぜひ試してみてください。
- 適職診断をしてみる
- 家族や友人に相談する
- 転職の軸を明確にする
- 求人情報は視野を広げて探す
- 看護師転職サイトのアドバイザーに相談する
一つ一つを試すと、新しい考え方や発見があるはずなので「自分はダメな看護師・・・」とならずに試してくださいね!!順番に解説していきます。
適職診断をしてみる
自分に合った病院や求人を見つけるためには、まず自己分析を行いましょう。
マイナビやその他の無料でできる適職診断を受けることで、自身の能力や性格、興味・関心を客観的に把握することができます。
診断結果をもとに、どのような環境や職場が自分に合っているのかを理解し、それに基づいて求人情報を選ぶことが重要です。自分自身を知ることで、迷いや後悔を減らし、理想的な職場に出会うチャンスを高めましょう。
最近ならChatGPTにあなたの得意なこと不得意なことを聞くのもおすすめですよ。
家族や友人に相談する
家族や信頼できる友人に相談することもおすすめです。
家族や友人に相談するのは気がひけるかもしれませんが、あなたのことをいつも見ている人たちなのであなたに合っている仕事や看護などの意見を絶対にくれるはず。
自身の悩みや希望を率直に話し合い、彼らの意見を参考にすることで、自分に合った病院や求人を見つける手助けになります。また、看護師の友人らの看護経験やコネ・ネットワークを活用して、情報収集や求人情報の探すのも裏道ではありますが、おすすめです。
転職の軸を明確にする
短期離職を繰り返さないためには、転職の軸を明確にすることが重要です。
自分のキャリアや将来のビジョン、働く環境など、自身の優先順位や価値観を考えましょう。明確な軸を持つことで、求人情報を選別しやすくなります。
たとえば、給与や勤務条件、キャリアパスなど、自分にとって重要な要素を基準に、求人情報を比較・評価することができます。明確な軸を持ちながら、自分に合った病院や求人を探していきましょう。
求人情報は視野を広げて探す
自分に合った病院や求人を見つけるためには、求人情報を幅広く収集しましょう。
複数の求人サイトや看護師専門の求人情報誌を活用してください。
また、病院や医療機関の公式ウェブサイトやインスタグラムやTwitterなどのSNSのアカウントもチェックしてみましょう。さまざまな情報源から情報を収集することで、多角的な視点で求人情報を比較・検討することができます。
また、求人情報だけでなく、病院の特徴や雰囲気、取り組みなども把握しましょう。自分に合った環境や働き方を提供している病院を見つけるためには、広い視野で情報収集を行うことが重要です。
看護師転職サイトのアドバイザーに相談する
看護師転職サイトには看護師の転職を専門にサポートするプロのアドバイザーがいます。
彼らは看護師の転職に関する豊富な知識や経験を持っており、あなたの希望や条件に合った求人情報を提案してくれます。
アドバイザーに相談することで、自分に合った病院や求人を効率的に見つけることができますし、アドバイザーは面接対策や履歴書の書き方などもサポートしてくれるため、転職活動全体をトータルでサポートしてもらえます。
看護師転職サイトのアドバイザーに相談し、的確なアドバイスを得ながら自分に合った病院や求人を見つけましょう。
以上の方法を活用しながら、看護師が自分に合った病院や求人を見つけることができます。自己分析や情報収集、アドバイザーとの相談などを通じて、自身の希望や条件に合った環境で充実した看護師キャリアを築きましょう。短期離職を繰り返さず、自分にとって理想的な職場で働くために、ぜひ上記の方法を試してみてください。
看護師が短期間での転職をカバーする5つの方法
もし短期離職をして転職先での上手くごまかす、カバーする方法が知りたいなら、次の方法を試してみてください。
- 人手不足の求人を狙う
- 謙虚で前向きな姿勢を見せる
- 転職理由が納得感のある伝え方をする
- ネガティブ・他責にならない転職理由を伝える
- 転職先で活かせる能力や看護スキルをアピールする
正直、本質的な方法ではないかもしれません。
短期離職を繰り返しているという状況もあるので、背に腹は代えられません。
転職先にいい人材に見られるような工夫は必須です。
人手不足の求人を狙う
看護師の人手不足は現在の医療現場の大きな課題です。
そのため、人手不足を補うために短期間の雇用を希望する求人も存在します。
これらの求人を狙うことで、短期離職の影響を最小限に抑えることができます。人手不足の病院や医療機関では、看護師としての経験値を重視し、柔軟な雇用形態を提供してくれることがあります。
謙虚で前向きな姿勢を見せる
転職先の面接や新しい職場での対応において、謙虚で前向きな姿勢を見せることは非常に重要です。
短期間の転職歴を持つ看護師でも、前向きな姿勢や成長意欲をアピールすることで、採用担当者の信頼を得ることができます。
例えば、短期間の転職経験を通じて学んだことや成長した点を具体的に挙げ、それを次の職場で活かす意欲を示すと良いでしょう。
転職理由が納得感のある伝え方をする
短期間の転職をする場合、採用担当者に対して納得感のある転職理由を伝えることが重要です。
転職理由を明確にし、それに対する思考や行動の整合性を示すことで、信頼性を高めることができます。
例えば、前職での経験や職場環境の変化による適応困難、自己成長のための新たなチャレンジなど、具体的で説得力のある理由を述べましょう。
ネガティブ・他責にならない転職理由を伝える
転職時にはネガティブな要素や他責的な言葉を避けることが重要です。
採用担当者は、前職でのマイナス要素やトラブルを持ち込むことを避けたいと考えています。代わりに、自身の成長を促進するためのポジティブな要素や、新しい職場での貢献意欲を伝えることが重要です。
例えば、「前職では学びの機会が限られていたため、自己成長のために新たな環境を求めています」といった具体的なポジティブな表現を使いましょう。自身の意思や主体性を示すことで、採用担当者に自信と信頼を与えることができます。
転職先で活かせる能力や看護スキルをアピールする
短期間の転職経験がある看護師は、さまざまな職場で経験を積むことができるため、幅広い能力や看護スキルを持っていることがあります。
面接や履歴書で、これまでの経験を活かしてどのような貢献ができるかをアピールしましょう。
具体的な事例や実績を挙げることで、転職先での価値を示すことができます。
例えば、特定の診療科目での専門知識やスキル、チームワークやコミュニケーション能力など、自身の強みを積極的にアピールしましょう。
これらの方法を活用することで、短期間の転職をカバーしながら、自分に合った病院や求人を見つけることができます。短期離職の理由や経歴に自信を持ち、ポジティブな姿勢を持って転職活動を進めましょう。そして、自身の能力やスキルを適切にアピールすることで、求める環境や職場に出会うことができるでしょう。
看護師が転職回数が多いと思われる年代別の回数
看護師の年齢別で『このひと、転職回数が多いなぁ』『短期間で辞めたり勤めたり繰り返してるな』と思われる回数の目安は次のとおり。
- 20代看護師は3回以上
- 30代看護師は4回以上
- 40代看護師は5回以上
これはあくまで私が個人的に思った転職回数なので、年代や転職先、求人によっては回数が多いと思われる転職回数に差があるかもしれません。
いずれにしても転職回数が多いと、ネガティブに取られるケースが多いのは理解が必要です。
まとめ
短期離職を繰り返すとそれだけで転職先が見つかりにくくなったり、転職先の面接で嫌な思いをする確率が高くなったりします。
自分なりにあなたが頑張っていることも、短期間で辞めたくないこともわかります。
ただ今の病棟や人間関係、いじめなどでしんどいなら無理して続ける必要はありません。
あなたに合った求人は必ずあるので、まずは看護師転職サイトのアドバイザーと相談しながら給料や雇用条件を伝えて求人を探してみましょう。
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またどうしても、いますぐに辞めたいという場合には、退職代行サービスを利用するのも1つの手です。費用は2万5千円前後かかってしまいますが、それでも3日~1週間ほどで退職が完了するので気持ち的にも楽ですよ。
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ここからは短期離職をしたい看護師サンによくある質問とその答えを解説していきますね。
短期離職を繰り返す看護師さん、短期間で辞めたい看護師さんによくある質問
短期離職を繰り返す看護師さんが気になる質問とその答えをこの章では解説していきます。
ざっくりと次のような質問があるかもしれません。
- 短期間で退職しても転職は成功できる?
- 短期間で退職した理由をうまく話すにはどうしたらいい?
- 何年ぐらい働いてからの転職が良いのでしょうか?
- 入社後、短期間で離職する新卒の割合はどのくらい?
- 短期間で退職しても転職は成功できる?
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短期間での退職は転職において不利になる可能性がありますが、それによって必ずしも転職が失敗するわけではありません。成功するためには、適切な対策を講じることが重要です。まずは、前職での短期間の離職理由を明確にし、それを納得感のある形で説明することが大切です。また、新たな転職先においては、短期間での離職をカバーするポジティブな要素や自身の成長意欲をアピールしましょう。適切な準備と自己プロモーションを行うことで、短期間での退職後も転職成功の可能性を高めることができます。
- 短期間で退職した理由をうまく話すにはどうしたらいい?
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短期間での退職理由を上手に話すためには、以下のポイントに注意しましょう。まずは誠実さを持って理由を説明することが重要です。具体的で明確な理由を述べ、感情的ではなく客観的に伝えることが求められます。また、退職後に自己成長やスキルアップに取り組んだこと、転職先での貢献意欲や継続的なキャリアビジョンを示すことも重要です。さらに、前職での経験や学びが今の転職先でどのように生かされるかを具体的に説明し、ポジティブなイメージを与えることも有効です。自信を持って自身の退職理由を伝えることで、採用担当者に安心感を与えることができます。
- 何年ぐらい働いてからの転職が良いのでしょうか?
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転職のタイミングは人によって異なりますが、一般的には数年以上の勤務経験があることが好まれます。新しい職場で自身の能力や経験を活かし、より高い成果を上げるためには、一定の経験が求められることが多いからです。また、一定の期間勤めたことで、前職でのスキルや知識を深め、成長する機会が増えることもあります。ただし、個人の状況や目標によって適切な転職のタイミングは異なります。転職を考える際には、自身のキャリアプランや目標に合わせて判断しましょう。また、転職のタイミングだけでなく、転職先の環境や条件も慎重に考慮することが重要です。自身の成長や満足感を追求するために、適切な時期と条件を見極めながら転職を検討しましょう。
- 入社後、短期間で離職する新卒の割合はどのくらい?
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新卒者が入社後に短期間で離職するケースは存在しますが、具体的な割合は一概には言えません。ただし、短期間での離職は企業にとっても新卒者にとっても好ましくありません。企業側は新卒者を長期的に育成し、成果を上げてもらうことを期待しています。一方、新卒者自身も入社後の研修や職場環境に適応し、成長していくことが重要です。短期間での離職が多い場合、企業側からの信頼を失い、将来のキャリアにも影響を及ぼす可能性があります。そのため、新卒者は入社後はじめの数年間を真剣に取り組み、会社や仕事に対して責任感を持ち、長期的な視野でキャリアを築いていくことが重要です。